子どもに安心して使える日焼け止め、選び方のポイントは?

子どもに安心して使える日焼け止め、選び方のポイントは?

これからの季節は、日を追うごとに日差しが強くなっていきます。
5月になると紫外線量は真夏とほぼ同じ量になるため、日焼け止めの使用が欠かせません。
特に、子どもの肌は大人に比べてデリケート。
しっかりと紫外線対策をしてあげることが大切です。
そこで今回は、子ども用の日焼け止めの選び方についてご紹介していきます。

子どもにも日焼け止めは必要なの?

子どもに日焼け止めを塗ってもよいのか、不安に思うママもいるのではないでしょうか。
子どもの肌は大人よりも薄く、外部の刺激から守るバリア機能もまだ安定していません。
そのため、外出の際は日焼け止めを塗って紫外線を防ぐことが大切です。
現在は昔に比べて紫外線量が年々増える傾向にあり、季節に関わらず日焼け対策が必要となってきています。

露出しやすい手足や顔を中心に、子どもに適した日焼け止めを塗って、肌をしっかり守ってあげましょう。

日焼け止めはいつから必要?

生後3ヶ月以上が日焼け止め使用の目安です。
生後3ヶ月未満の子どもは肌が特に敏感なので、市販の日焼け止めを塗るのは控えましょう。
また、生後3ヶ月以上でも、日焼け止めを使う際はパッケージに記載されている月齢をチェックし、必ずベビー用であることを確認してください。
肌に負担がかかりにくい日焼け止めを塗るのはもちろん、直接日光が当たらないように工夫することも大事です。

紫外線のピークはいつごろか

1年のうちでも4月下旬ごろから9月いっぱいまでが紫外線のピークとなります。
また、1日の中で10時から14時の時間帯は紫外線が特に強いので、昼間にお出かけの際は必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。

日焼け止めのSPFとPAについて

 

日焼け止めの表示を見ると必ず「SPF」「PA」と書かれています。
この「SPF」「PA」はどのような意味なのでしょうか。

・SPF 肌を急激に日焼けさせる紫外線をどのくらい防止できるかを表した数値。
数値が大きいほど、紫外線を防ぐ効果が強くなる。

・PA
時間をかけて皮膚の内部まで日焼けさせる紫外線を防ぐ力を表したもの。
+~++++の4段階で、+の数が多いほど効果があるが、肌への負担も大きくなる。

子どもが日常で使う分にはSPF10~20、PA+くらいの数値で十分ですが、こまめな塗り直しが難しい場合、海など紫外線が強い場所ではSPFが高いほうがよいでしょう。

子どもの日焼け止めの選び方

肌への刺激が少ないもの

子どもの日焼け止めの選び方

子どもの肌は大人に比べてとてもデリケートなので、日焼け止めも刺激の少ないものを選びましょう。
「石油系合成界面活性剤」「香料」「着色料」「エタノール」が含まれていない、もしくは少ないタイプを選んでください。
また、紫外線吸収剤入りの日焼け止めも肌への刺激が強いので、紫外線吸収剤が入っていないノンケミカルの日焼け止めがおすすめです。

石鹸で落せるもの

大人用の日焼け止めはクレンジングで落とすタイプがほとんどですが、子どもの肌には負担が大き過ぎてしまいます。
子供の肌への負担を考えると、お湯や石鹸で落せるタイプがよいでしょう。

均等に塗りやすいもの

日焼け止めは長時間残ってしまうと肌に負担がかかります。
伸びがよくムラにならない、タイプを選ぶようにしてください。
普段の外出程度なら、落しやすいSPF20~30の日焼け止めで十分でしょう。

日焼け止めはたくさんの種類があるので、どれがよいか迷ってしまいがちです。
SPFやPAをチェックしつつ、子どもの肌に合ったものを選んであげてくださいね。