電子レンジが臭う? 電子レンジの臭いの原因と消臭方法4選を紹介

レンジを開けたとき臭いが気になったり、レンジを掃除しても臭いが取れなくて困ったりした経験をされたことのある方は多いようです。普段と同じように使用しているのに、どうして臭いがついてしまうのでしょうか。電子レンジの臭いは、原因をしっかりと把握しておくことで臭いを防ぐことができます。
そこで、電子レンジが臭う原因を解説するとともに、家にあるもので簡単に臭いを消す方法を紹介いたします。

電子レンジの臭いの原因と予防方法

電子レンジが臭う大きな原因は、食べ物を温めている間にレンジ内に飛び散った食材の腐敗です。電子レンジで加熱する際、揚げ物がはじけたり、温めている間に汁物がこぼれることがあります。そういった汚れによる菌が時間の経過とともに繁殖し、臭いの原因となっています。さらに、汚れたままで使用し続けると焦げ付きの原因にもなり、臭いが強くなっていきます。
臭いを予防する方法としては、飛び散りやこぼれが起きたときは、すぐに汚れを取る習慣をつけることです。また、食品を温める際にラップで皿を覆っておくことで、レンジ庫内の汚れを予防するのも大切です。
また他の臭いの原因として、加熱した食品を取り出し忘れて長時間放置することで、レンジ庫内に臭いが残ってしまうこともあげられます。もし長時間放置してしまったら、しばらくレンジの扉を開けておくことで臭いの付着を抑えられるでしょう。

電子レンジの消臭方法

電子レンジを掃除しても臭いが残ってしまった時の消臭方法を4種紹介します。どれも家庭にあるもので手軽にできるものです。

レモンやオレンジなど柑橘類の皮を使った消臭法

油汚れを落とす効果のある「リモネン」が含まれ消臭効果もある柑橘類の皮を使った消臭方法です。

①柑橘類(1~3個分程度)の皮を耐熱皿に広げて、レンジ庫内に入れる
②1~2分程度加熱し、柑橘類の成分をレンジ庫内に充満させる
③粗熱がとれたら皮で庫内を拭き、さらに濡らした布巾やキッチンペーパーで拭き上げる

コーヒーやお茶の出がらしを使った消臭法

コーヒーは多孔質であるため臭いを吸着する働きがあり、日本茶に含まれる「カテキン」には消臭効果があります。それらの出がらしを利用して消臭します。

①ドリップしたあとのコーヒーの出がらし、または使用後の日本茶の出がらしを耐熱皿に広げて、レンジ庫内に入れる
②自動温めモードで1~2分程度加熱する
③冷めるまでそのままにし、冷めたら取り出す
④レンジ庫内に水分が残っていたら、布巾やキッチンペーパーなどで拭き取る

酢を使った消臭法

酸性の性質を持つ「酢」を使用して、頑固なアルカリ性の汚れを中和させて臭いを落とす方法です。

①深めの耐熱容器に水200ccと酢大さじ3杯を入れ混ぜ合わせる
②3~5分程度加熱し、蒸気を充満させる
③10分程度そのまま放置する
④布巾またはキッチンペーパーで庫内を丁寧に拭き上げる

重曹を使った消臭法

酢を使った消臭方法で臭いが落ちない時は、酸性の汚れが臭いの原因となっている可能性があります。アルカリ性の重曹を使って酸性の汚れを中和させましょう。

①深めの耐熱容器に水200ccと重曹大さじ1~2杯を溶かす
②自動温めモードで3~5分程度加熱し、蒸気を充満させる
③10分程度そのまま放置する
④布巾またはキッチンペーパーで庫内を丁寧に拭き上げる

電子レンジの臭いの原因と予防方法、そして消臭方法4つを紹介いたしました。消臭は家にあるもので手軽にできるので、臭いが気になった時にはぜひ試してみて下さい。また、ラップをかけて汚れたらすぐ拭き取ることも臭い対策に繋がりますので、日頃から心がけておきましょう。