子どもに川遊びをさせるときの5つの注意点

子供の熱中症を防ぐ方法をチェックしておこう!

小さな子どもたちは川遊びが大好き。
小魚を捕ってみたり、葉っぱを流して遊んでみたり……普段の生活では体験できない、自然ならではの遊びに夢中になります。

しかし、思いもよらぬ事故が起こりやすいのも川遊びの特徴。子どもを連れて川に遊びに行くときは、大人がしっかりと注意して子どもたちの安全を守ることが大切です。

そこで今回は、子どもに川遊びをさせるときに、特に注意しておきたいポイントをご紹介いたします。

子どもに川遊びをさせるときの注意点5つ

1. ラッシュガードやライフジャケットを着用する

最近の子ども用水着やビーチサンダルは、デザインがとても豊富で、安価なものがたくさん発売されています。せっかくならば、可愛くておしゃれな水着を着せて川遊びを楽しませたいですよね。
しかし、自然そのものの川は、整備された子ども用プールとはまったくの別物です。ゴツゴツした岩や、鋭くとがった木の枝など、ケガの原因になるものが周囲にたくさんあります。
万が一、川で転んだり岩に体をぶつけたりしたときにケガを防ぐためにも、ラッシュガードなどの体全体を覆うような水着を着用しておきましょう。あわせて、ライフジャケットも併用するとさらに安心です。

2. 滑りにくく脱げにくいシューズを履く

川辺や川の中は足場が悪いところも多く、ぬかるみや苔などで滑りやすくなっています。また、小石やガラス片などを踏んで足の裏を怪我する可能性もあるので、裸足ではなく、必ず靴を履いた状態で遊ばせましょう。特に、川底はすべりやすいので、ビーチサンダルのようなラフなものではなく、マリンシューズなどの本格的な水遊び用シューズがおすすめです。指先やかかとも覆われているので足のケガを防ぐことができ、水中でも脱げにくいというメリットがあります。

3. 川の流れが速いところは避けて遊ぶ

大人にとっては大したことのない流れでも、小さく力の弱い子どもにとっては危険な場所になります。特に、大きな岩の周辺や川幅が狭いところは水の流れが速くなりがちです。バランスを崩して足を滑らせると溺れてしまうこともあるので、十分に注意しましょう。子どもが川に入る前に大人が一度下見をし、水の流れが速そうなところには近寄らないよう事前に教えておくことが大切です。また、大人の目に入らないところで遊ぶのを禁止することも忘れてはいけないポイントです。好奇心旺盛な子どもたちは、一度遊びに夢中になってしまうとどんどんと遠くのほうにまで行ってしまいます。子どもたちだけで遊ばせておくのは大変危険なので、遊ぶ範囲をあらかじめ決めておきましょう。

4. 遊んでいる間に水分補給をおこなう

水遊びをしているとつい忘れがちですが、真夏に屋外で遊んでいるときにはたくさんの汗をかきます。油断をすると熱中症になることもあるので、こまめに水分補給をさせることを忘れないようにしましょう。喉が渇いたと自覚する前に水分補給をするのがポイントで、一緒に塩分なども摂ると安心です。水やお茶だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液などを持参するのもおすすめです。

5. 天気が悪くなったらすぐに川から離れる

子供の熱中症を防ぐ方法をチェックしておこう!

雲が厚くなって雨が降りそうになった場合は、すみやかに川から上がり、撤収するようにしましょう。狭い川では少しの降水量でも川の水量が増え、水深が深くなることがあります。大雨になれば氾濫することもあるので、たかが雨と甘く見ずにきちんと撤収作業をしてください。

川を甘く見てケガや水難事故などが起こってしまうと、せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまいます。
夏の楽しい思い出に残すためにも、川の状態や用意すべきものをしっかりと確認して、安全に遊びましょう。