子どもの熱中症を防ぐ方法をチェックしておこう!

子供の熱中症を防ぐ方法をチェックしておこう!

年々暑さが増している日本の夏。ここ数年は、夏になると熱中症のニュースをよく見かけるようになりました。音楽フェスでの熱中症や老人の熱中症などが度々話題になっています。

しかし、特に注意しなければいけないのが、子どもの熱中症です。
子供は大人よりも自己管理能力や体温の調節機能が発達していないため、熱中症への対策も一人では十分にできません。近くにいる大人が体調を気にかけ、熱中症対策を促すことが大切です。

そこで今回は、子どもの熱中症を未然に防ぐための方法をご紹介いたします。

子どもの熱中症を防ぐための方法

のどが渇く前に水分補給をおこなわせる

熱中症対策の最も定番であり重要だといえるのが、水分補給です。暑い夏は汗をたくさんかくため水分不足になりやすく、それが原因で熱中症になってしまいます。
夏の水分補給はのどが渇いたと感じる前におこない、一度にたくさんの量を摂取するのではなく、少しずつ小分けにして摂取することがポイントです。
水のほかに、スポーツドリンクや経口補水液などでもOKです。水と同時に塩分も補給できると安心です。
カフェインには利尿作用があるので、緑茶やコーヒー、紅茶などの飲み物は避けましょう。

暑さに慣れさせる

「幼稚園や小学校への通学はいつも車で送り迎え」「夏の遊び場といえば冷房の効いた室内」このような環境に慣れてしまうと、暑さに耐性のない体になってしまいます。
熱中症を防ぐためには、普段から屋外で運動をさせ、暑さや汗をかくことに慣れさせておくことも大切です。普段から外遊びをして暑さに慣らさせておくと、体温を上手に放散させることができ、熱中症を防ぐことができます。
とはいえ、無理は禁物です。少しずつ休憩を入れながら水分補給もしっかりと行って、安全に外遊びを楽しみましょう。

帽子や日傘などの小物を利用する

太陽からの直射日光を浴び続けると、熱中症になりやすくなります。
暑さを少しでも和らげるためにも、帽子や日傘などの小物を取り入れて直射日光をなるべく遮る工夫をしましょう。
特に、長時間外にいるとき(バスの待ち時間やBBQなどのレジャー)は、直射日光を浴びやすくなります。外出をするときには必ず日よけ用の小物を持参しましょう。

冷感タオルや冷却スプレーなどを利用する

子供の熱中症を防ぐ方法をチェックしておこう!

近頃では、夏の暑さを和らげる冷感アイテムがたくさん発売されています。
特に有効なのが、水で濡らすとひんやりと冷たくなる冷感タオルです。水で濡らすだけで冷たい状態が一定時間続くので、体温調節に役立ってくれます。首には太い静脈があり、冷やすと体温調節がしやすくなるので、冷感タオルを首に巻くのがおすすめです。
また、冷却スプレーなども体温の調節に活躍してくれます。スポーツや遊びで体が火照っているときには衣服の上からサッと吹きかけ、クールダウンをしましょう。首や脇の下、足の付け根などを冷やすと、いち早くクールダウンができます。

子どもは体調が悪いことを自覚しにくく、熱中症の重症になるまで気がつかないというケースも多いものです。子どもを守るためにも、大人がしっかりと様子を見ることが大切です。
今回ご紹介したこと以外にも、夏は冷房を使用する、車の中に子どもを放置しないなど、基本的なことを守ることも重要です。
熱中症を防いで、夏を元気に乗り切りましょう。