子どもの髪を自宅で上手にカットするコツは?


子どもが小さいうちは美容室に行くのを嫌がるので、自宅でカットできるといいですよね。しかし、子どもはじっとしていることが苦手なため、カットを難しく感じる方も多いことでしょう。
そこで今回は、子どもの髪を自宅でカットする際のポイントやカットのコツ、手順などをお伝えいたします。

子どもの髪をカットするのに必要なアイテム

まずは子どもの髪をカットするときに使う道具などを準備しておきましょう。

・カット用のハサミ
・すきバサミ
・コーム(くし)
・ヘアクリップ
・スプレーボトル
・首に巻くタオルやケープ
・床に敷くシートや新聞紙
・お気に入りのおもちゃやビデオ

タオルやケープを嫌がる場合は、髪の毛がついても良い格好のままカットして、終わったら着替えるようにしましょう。
また幼い子どもや赤ちゃんの場合は、ハサミを見ると気になって触ろうとするので危険です。子どものお気に入りのおもちゃや絵本、ビデオなどでハサミに気が行かないようにしてください。

子どもの髪をカットするときのポイント

子どもの髪のカットはすきバサミだけでおこなうという方も多いですが、幼い子どもの場合毛量が少ないことが多いため、すきバサミだけのカットではボリュームがなくなり過ぎてしまうことも。
カット用のハサミでざっくり長さを整え、その後毛量が気になるところや毛先のラインなどにすきバサミを使うのがおすすめです。また毛量が多いからといって、すきバサミですき過ぎるとかえって髪が広がってしまうので、すきバサミを使うのは毛先のほうだけにしておきましょう。

子どもの髪を上手にカットする方法

男の子

カットの順番は、サイド→後ろ→トップ→前。
寝ぐせがついているときは、水を入れたスプレーで髪を少し濡らすとカットしやすいです。
男の子は活発な子が多いので、ハサミの取り扱いには十分注意しましょう。

1. 左サイドの髪の先を指で挟み、縦方向にハサミを入れたら、ハサミの先を使い少しずつカットしていく(もみあげは三角に残しておく)
2. カットしたらくしでとかして見た目を確認する
3. 左後ろの髪の先を指で挟み、耳の上と襟足をつなぐように少しずつカットしていく
4. 真後ろから見て、サイドから襟足にかけての流れを確認する
5. 右サイドと右後ろも同様にカット
6. トップは頭の右前、左前、右後ろ、左後ろというようにブロック分けしてカットする
7. 前髪は指で挟んだ髪の毛を持ち上げてカットすると自然な仕上がりに(このとき子どもには少しあごを引いてもらう)

女の子

カットの順番は、後ろ→サイド→前。
毛量が多い場合はスプレーして髪を濡らしてからカットしましょう。
ヘアクリップを使って髪をブロック分けしながらカットしていくのがポイント。

1. 後ろの髪を毛量に合わせて2~3ブロックに分け、一番下のブロックからカットしていく
2. 上のブロックの髪をおろすと、1でカットした髪が透けて見えるので、その長さに合わせてカットする(このとき子どもには少し下を向いてもらう)
3. 両サイドの髪をカット(このとき子どもにカットしている方と反対側に顔を傾けてもらう)
4. 前髪を内側と外側の2ブロックに分け、内側のブロックからカット(斜めにハサミを入れると自然な仕上がりに)
5. 外側の髪をおろし同様にカット(自然な仕上がりにする場合は髪を持ち上げ、まっすぐにしたい場合は髪を持ち上げないでカットする)
6. 軽くしたい場合は毛先にすきバサミを入れる

子どもはじっとしているのが苦手なもの。手順どおりにおこなうのが難しい場合には、あまり手順にこだわらずできる場所からカットしていきましょう。初めてだと緊張しますが、親子で楽しんでカットしてみてくださいね。