夫婦や親子で!一緒に料理を楽しめるキッチンづくりのポイント


夫婦や親子で一緒に料理をするとコミュニケーションを取るきっかけになったり、子どもの将来に役立ったりと、いいことがたくさんありますよね。しかし、狭く動きづらいキッチンではなかなか料理もはかどりません。
そこで今回は、夫婦や親子で一緒に料理をする機会が多い家族の場合、どのようなキッチンが使いやすいのか、間取りやレイアウトを考えてみましょう。また、キッチンで楽しい時間を過ごすための工夫などもお話しいたします。

共同作業しやすいキッチンづくりのポイント

対面式キッチンは共同作業には向かない?

新築やリフォームの際に人気なキッチンのレイアウトに対面式のキッチンがあります。なかでも、壁からカウンターが突き出したタイプをペニンシュラ型と呼び、カウンターでママやパパが料理中でも子どもの動きを見守ることができるため、小さな子どもがいる家族にはぴったりなスタイルなのです。
しかし、子どもが大きくなって親子で一緒に料理をする機会が増えると、お互いが邪魔になってしまい少し使いづらく感じることでしょう。

お互いが邪魔にならないキッチンを目指す

先ほどお話ししたペニンシュラ型の対面式キッチンは奥が行き止まりになっているので、夫婦や親子で料理をするとなると何度もすれ違うことになります。料理中は包丁を使っていたり、揚げ物をしたりしているので、少しぶつかるだけでも大きな事故につながることがあります。そのため、お互いが邪魔にならないキッチンを目指す必要があるのです。
そこでおすすめのが、周囲をぐるぐる回ることのできる動線を待つキッチンです。その代表として人気なのがアイランドキッチンで、コンロなどの調理器やシンク、作業スペースなどがキッチンの中心に独立して設置されています。そのため、お互いにすれ違うことなくスムーズに料理ができるのです。向かい合って料理もできるのでコミュニケーションも取りやすいですね。
また、作業スペースとシンクだけをアイランド式にして、揚げ物をしたりする調理器は壁面にするレイアウトもおすすめです。家族が集まるアイランド部分と加熱調理をする場所が離れているので安心ですし、室内が油で汚れにくいというメリットもあります。

どこに何があるか誰でもわかるようにする

夫婦や親子で一緒に料理するのであれば、調味料や調理器具がどこにあるのか誰が見てもわかるようにしなければいけませんよね。また、お鍋などが取り出しにくい場所にあるのも、パートナーや子どものやる気をダウンさせてしまうのでよくありません。よく使うものはカウンターの上に出しておいたり、子どもでも手の届く低い位置に置いておいたりすると良いでしょう。
また、調味料をすべて同じシンプルなボトルなどに入れるのも、普段料理をしない人には使いづらく感じるようです。家族の誰もが使いやすいと感じるキッチンにするには、おしゃれさとわかりやすさのバランスも大切かもしれませんね。

夫婦や親子で楽しい時間をキッチンで過ごす工夫

まずは子どもが安全に料理できる環境を作ってあげましょう。計量カップなどはガラス製のものは避け、割れにくい素材のものを選ぶといいですね。子ども用の包丁やまな板もありますよ。また、星型の型抜きなど楽しく料理できるグッズを揃えるのもおすすめです。家族それぞれにマイエプロンを用意するだけでもやる気はアップしますよ。いろいろ工夫してみてくださいね。

いつもは料理をしないパートナーが手伝ってくれたり、子どもが進んで「やってみたい!」と興味を持ったりしてくれるのはうれしいものですよね。
家族みんなで楽しく料理できるような使いやすいキッチンづくりを目指してみてください。