冬の布団はいつ片付ける?寝具入れ替えのタイミングとポイント


暖かい季節になると衣替えをするように、寝具も入れ替えの時期です。
しかし、寝具の入れ替えのタイミングや方法について、よく分からないという人も少なくありません。
次のシーズンも快適に使用するためには、正しい方法で保管することが大切です。
今回は、冬に使用した寝具の入れ替えのタイミングや保管場所など、注意すべきポイントについて解説していきます。

寝具入れ替えのタイミング

寝具の入れ替えは、室温に応じて少しずつおこなうのがポイントです。
たとえば、室温が20度前後まで上がったら冬用の羽根布団を薄手の肌掛けへ入れ替えるのがおすすめ。
さらに室温が25度以上になれば、夏用のタオルケットへ入れ替えるとよいでしょう。
しかし、敷布団や敷パッドなど、そのほかの寝具とのバランスも重要です。
布団以外の寝具を夏用にしている場合、室温が20度前後でも寒いことがあります。
逆に、冬用のパジャマや敷パッドなどを使用していると、室温が高いときは暑くて寝苦しいと感じるケースも。
室温をひとつの目安にして、他の寝具とのバランスを取りながら徐々に入れ替えるとよいでしょう。

寝具を入れ替える際のお手入れ方法

寝具をしまう前には、正しくケアをしてカビやダニの発生を予防することが大切です。
そのうえで重要なポイントが、しっかり干して乾燥させること。
湿気を含んだ状態でしまい込んでしまうと、カビやダニが発生する原因にもなります。
布団を干すときのポイントは、天候と時間です。
よく晴れた日の10時から14時の間で、2時間程度の天日干しや日陰干しがおすすめ。
布団の表裏を1時間ずつしっかり干すとよいでしょう。
取り込む際に注意して欲しいのが、布団は叩かずに、表面のホコリを払う程度にすることです。
叩くことは、布団の生地を傷めるうえにダニ退治に効果はないといわれています。
素材によってお手入れ方法が異なるため、商品タグの取り扱い表示を必ずチェックしましょう。

寝具の収納方法や保管場所

寝具を収納する方法や保管場所について解説していきます。

収納方法

布団の収納は、なるべく専用の収納ケースや袋を使用しましょう。
羽根布団の場合、通気性の良い不織布の収納ケースがおすすめ。
圧縮袋を使用する人も多いですが、羽根布団は長時間圧縮すると元通りに膨らまないこともあります。
そのため、圧縮袋で羽根布団を収納する場合は、完全に圧縮するよりも少し空気を残しましょう。

保管場所

寝具の保管場所は、湿気に注意が必要です。
押入れに収納する場合、壁や床に布団がくっついていると空気の流れが悪くなり湿気がこもりがちに。
そのため、布団と壁の間は、少しスペースを空けて、床にはすのこを置くことをおすすめします。
さらに、雨が続く時期などは、湿度が高くなりやすいため、晴れた日に天日干しや日陰干しをしてメンテナンスをするとよいでしょう。
湿気対策に除湿剤を置くのも良い方法です。


冬用寝具の入れ替えは、タイミングや手入れ、保管場所が非常に重要です。
手入れと収納に少し手間をかけるだけで、次のシーズンも快適に使用できます。
今回ご紹介した方法で、ぜひ正しく収納・保管してみてください。