おいしさを保つために知っておきたい! お肉の正しい保存方法とは?

特売日にお肉をまとめ買いしたときには、お肉が傷まないよう正しい方法で保存したいものです。また、お取り寄せやいただきものの高級なお肉があるときにも、保存方法に気をつけましょう。
せっかくのお肉も、保存方法を間違えると劣化してしまったり、傷んで無駄になったりすることがあります。ここでは、お肉をおいしく食べるための冷蔵や冷凍のテクニックをご紹介いたします。

お肉の種類によって冷蔵保存できる日数は異なる

お肉の種類によって傷みやすさは異なります。なかでも、ひき肉や合いびき肉は肉の表面積が多いということもあり、すぐに傷んでしまうので気をつけましょう。また、ホルモンなどの内臓肉も比較的痛みやすい部位といわれます。
これらのお肉は購入当日中か、遅くとも翌日くらいまでに使い切りましょう。
お肉の種類によっても日持ちの度合いは異なります。牛肉であれば冷蔵すれば数日間日持ちしますが、鶏肉はあまり日持ちしないので購入翌日までに使いたいものです。
目安としては、豚肉はスライスで2日、ブロックで3日程度冷蔵保存できます。牛肉ならスライスで3日、ブロックで5日ほど冷蔵してもおいしくいただけます。

お肉を冷蔵保存するときのポイント

お肉は温度変化ですぐに傷んでしまうものです。お店で購入したあとの帰り道に長時間常温の状態にしておくのは避け、すぐに持ち帰って冷蔵しましょう。
冷蔵するときには、冷蔵庫のチルド室やパーシャル室を使うのがおすすめです。
すぐにお肉を使うのであればパックのまま保管しても問題ありません。数日間保存したいときには、お肉をラップに包んでから保存バッグに入れるなど、空気に触れないようにしておくとよいでしょう。

お肉を冷凍保存するときのポイント

鮮度が落ちてからお肉を冷凍すると、品質が大きく落ちてしまいます。購入してすぐの新鮮な状態で冷凍しておけば、鮮度を落とさずに使えます。
お肉を冷凍するときに、購入したときのパックの状態のまま冷凍室に入れるのはNGです。お肉は使う量に分けてラップに包み、さらにジッパー付きの保存バッグに入れて冷凍しましょう。
お肉は、凍らせるまでの時間が長いと傷みやすくなり、解凍するときにもドリップがでて味わいが悪くなってしまいます。素早く冷凍するためには、急速冷凍ができる冷凍庫を使うのがおすすめです。

冷凍保存していたお肉を解凍する方法

冷凍していたお肉を電子レンジで解凍すると味わいが落ちてしまうので気をつけましょう。また、室温で解凍すると温度変化でお肉が傷む可能性もあります。
解凍するときには、冷蔵室に移してじっくりと溶かしていくのがおすすめです。お肉を使う前の日に、忘れずに冷蔵室に移しておきましょう。

お肉の冷蔵方法や冷凍方法、解凍方法を間違えると、せっかくの食材が傷んで使えなくなってしまうことがあります。新鮮なお肉をおいしく味わうためにも、正しい方法で保存しておきましょう。