耳掃除を嫌がる子どもへの対策とケアテクニック

耳をふさぐ子ども子どもの耳をふと覗いたとき、耳垢が溜まっているとビックリしてしまいますよね。
子どもの健康を願う親としては、耳掃除をして清潔な状態を保っておきたいことでしょう。
しかし、耳にくすぐったさを感じたり、じっとしていることで退屈感を得てしまうことから、「耳掃除が嫌い!」という子どもは多いもの。 子どもはなぜ、耳掃除が苦手なのでしょうか? 耳掃除をイヤがる子どもへの対処法やケアテクニックを紹介します。

なぜ子どもは耳掃除を嫌がるの?

長時間同じ体勢でじっとしているのが苦手という子どもにとって、耳掃除は不快なものです。また、耳をいじられる感触が嫌だという子や、何をされているかがよく見えないため不安という子もいます。耳掃除という行為に「痛い」「怖い」というイメージを持っている子どもも多いのです。
さらに、過去に耳掃除をしたときに、耳かきや綿棒が耳の奥まで入りすぎてしまい、痛い経験をしてから耳掃除を嫌がるようになるケースもあります。
無理に耳掃除をするとイヤな思いをさせるだけでなく、子どもが暴れて耳の中に傷がついてしまうこともあるため、注意が必要です。
では、上手く子どもの耳掃除をするためには、どうしたら良いのでしょうか?

上手に子どもの耳掃除をする方法とは?

耳掃除をするなら、耳垢がしっとりするお風呂上がりがおすすめです。
子ども向けのテレビ番組や、絵本などを見せて子どもがリラックスできる環境を作り、じっとさせた状態で耳掃除をしてみましょう。
また、耳かきの先は耳の中を引っかいてしまうこともあるので、耳掃除をするときには綿棒を使うのもポイントです。綿棒では上手く耳掃除ができないという場合には、綿棒の先にオリーブオイルを少量つけると耳垢が取れやすくなります。

子どもが耳かきを嫌がるときの対応は?

膝枕を嫌がる子どもには、イスに座らせた状態で横から耳かきをすると良いでしょう。
乳幼児の場合には、手足がバタバタしないようにバスタオルなどで体を巻き、サッと耳掃除をすれば安全です。
しかし、子どもが嫌がっているのに無理に耳掃除をすると、ますます嫌がるという悪循環に陥ることもあります。どんな方法を試しても耳掃除ができないという場合には、耳鼻科で耳垢を取ってもらうと安心です。

気をつけるべきポイント

耳掃除する子ども耳の穴の奥には皮脂腺が無いため、奥のほうに耳垢が溜まってしまうことはほとんどありません。そのため、耳掃除をするときには、耳の穴から1cmぐらいの深さまで軽く掃除する程度でOK。綿棒の下のほうを持つことで、耳の奥に入りすぎるのを防ぐことができます。子どもも痛みを感じにくいでしょう。

余分な耳垢は自然に排出されるともいわれているため、頻繁な耳掃除は必要ありませんが、あまりに長く放置してしまうと、稀に外耳が塞がってしまうこともあります。
子どもが嫌がるからといって長年放置したりせず、今回ご紹介したテクニックを取り入れながら上手に耳掃除をしましょう。