子どもの入園が寂しい…親子の成長のための「子離れ」

子どもの入園が寂しい……親子の成長のための「子離れ」の大切さ我が子がすくすくと成長する姿を見るのは親として何よりも嬉しいことですが、同時に寂しさを感じてしまうときもありますよね。

新たな年度が始まる4月は、保育園や幼稚園への入園もあり、特にその寂しさを感じやすい時期。
しかし、子どももいつかは自分と同じように大人になっていくもの。
子どもの成長に合わせて、親子の関わり方も変えていく必要があります。

今回は、親が「子離れ」することの大切さと、上手に子離れするための方法についてご紹介します。

入園は子離れに向けた第一歩!

入園までの日々は、朝起きてから眠るまでそのほとんどの時間を子どもと一緒に過ごしてきましたよね。
一番近くでその成長を見守ってきたのですから、子どもと離れる時間を寂しく感じてしまうのは当然です。

しかし、親が寂しいからといっていつまでも子どもにべったりでは、大切な子どもの将来の自立を妨げることに繋がります。
「自分のことは自分でやる」「しっかりと物事を考える」といった力が育つよう、子どもの成長に合わせてサポートしてあげることが大切です。

子どもにとっての入園は、社会生活への第一歩。
子ども中心の生活を送ってきた親にとっては、1人の時間が増えたり、仕事に復帰したりと、生活サイクルが新たになるタイミングです。
ついつい子どもの生活に干渉しすぎてしまう「ヘリコプターペアレント」にならないためには、我が子の入園を機会に家事や育児、仕事にメリハリをつけ、自分に合った生活のスタイルを見つけることが大切なのです。

子離れできない親の特徴

先ほど触れたように、近年は子離れできない親が問題となっています。
「ヘリコプターペアレント」とは、子どもの側を常に離れず、問題が起こるとすぐに飛んできて干渉してしまう親をヘリコプターに例えた言葉。
子どもを見守り、いざというときに守ってあげることは親としての大切な役目ですが、行き過ぎた干渉は子どもの成長に悪影響を与えてしまいます。

ボタンを留める、靴を履くといった行動は大人にとっては簡単でも、子どもにとっては難しいもの。
小さな子どもは時間をかけてこれらの行動に取り組み、繰り返していくことで、考える力や物事に取り組む要領などを身につけていきます。

声掛けなどでサポートするだけではなく、子どもが自分でやらなければならないことをつい代わりにやってしまうという方は注意が必要です。

子どもが園へ通うメリットを考えてみる

子離れが大切だとわかってはいても、やはり少しずつ自分の手を離れていくのは寂しいもの。
そんな気持ちを少しでも紛らわせるためには、園に子どもが通うことで得られるメリットを考えてみましょう。

子どもにとって、先生や友人といった多くの人と関わることは、家では得ることのできない刺激となります。

また、プール遊びや遠足など、園でなければできない経験もたくさん。
子どもとのぶつかり合いや、思い通りに育児ができないことへのイライラがなくなり、これまでよりも穏やかな気持ちで子どもと接することができるようになります。
寂しさだけではなく、入園することで得られる親子にとってのメリットにも目を向けることで、前向きな気持ちになることができますよ。

子どもが園へ通うメリットを考えてみるいかがでしたか?
子離れの大切さと、子どもの入園で感じる寂しさへの向き合い方をご紹介しました。
これまでと比べれば一緒に過ごす時間は減ってしまいますが、子どもの生活を見守り、成長をサポートしてあげる生活はまだまだ続きます。

離れる時間ができる分さらに愛情が増すと考えて、子どもの入園を前向きに捉えていきましょう。