体臭で病気や体調不良なのか分かる?それぞれの健康管理法

2015081701男性は中年に差し掛かると「オヤジ臭い」と言われたり「加齢臭」を気にしたりします。
家族もその体臭を感じると「お父さん臭い!」なんて言ってしまいますが、実は体臭は病気のサインでもあり馬鹿にできないのです。

今回は、大切なご主人の体臭から病気や体調不良を読み取る方法についてご紹介していきます。

臓器の不調は体臭に現れる

東洋医学では、臭いによって体の不調や病気を測り知ることができるとされています。
ご主人にいつもと違う体臭を感じたら、どこかに異常が隠れているかもしれません。
そんな体のサインを見逃さないようにし、しっかりした健康管理をしてあげましょう。

○脂のような臭い
肝機能が低下すると脂っぽい臭いがします。
これは肝臓で分解されるはずの臭い物質が肝機能の低下により分解しきれず、血液に取り込まれて、汗と共に排出されてしまうためです。
この臭いを感じたら、肝機能を高めるお酢を使った料理や、しじみやあさりのお味噌汁を作ってあげましょう。

○甘酸っぱい臭い
糖尿病になると体内にケトン体という臭いの強い物質が発生し、これが血液に取り込まれて汗と共に出て、甘酸っぱい臭いがします。
おかしいなと思ったらまず病院を受診することを勧め、自宅でも糖分や塩分を控えた食事を出すようにしましょう。

○アンモニア臭
腎機能が低下すると尿が出にくくなり、毒素や老廃物が体内に留まります。
こうなると血液中の毒素の濃度が高まり、汗に混じって臭いとなって出てしまうのでアンモニア臭を感じるのです。
腎機能は食事によって大きく左右されます。
肉や魚などの動物性のものや脂っぽいものばかりを食べないようにし、野菜中心の食事を腹7分目にして食べるよう気をつけてあげましょう。

○卵の腐ったような臭い
胃腸で消化不良を起こすと食べた物が体内で異常発酵し、卵が腐ったような臭いが発生します。
この臭いの物質が血液に溶け出せば当然体臭がキツくなってしまいます。
この場合は胃炎や胃・十二指腸潰瘍を患っている可能性もありますので、病院での検査を勧めましょう。
食事はなるべく消化の良いものを作るようにし、脂っこいものを避けて野菜たっぷりのメニューを出しましょう。

○魚のような臭い
魚が腐ったような臭いは代謝不良を起こしている可能性があります。
食べた物を消化する時にはトリメチルアミンという悪臭物質が発生しますが、通常は肝臓で分解しています。
しかし代謝不良になるとこの物質を分解できず、汗や尿、呼気に混じって排出されて魚臭い体臭となるのです。

代謝不良はストレス、冷え、寝不足などから引き起こされますので、体をしっかり休める環境作りと健康管理を心がけましょう。
疲れた夜でも湯船に浸かるようにしたり、適度な運動やマッサージを取り入れると副交感神経が正常に働き、自然と代謝が上がりますよ。

夫の健康管理は何より大切

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どんなに大変でも辛くても、家族を支えている夫の存在は宝でありその存在を尊重すべきです。
そのためにも妻は夫の食生活をしっかり管理し、高タンパク・低脂肪を心がけて健康面でサポートする必要があります。

また、夫の体質や好みを考えながら、満足してもらえるメニューを考えることも夫の心身にとって重要です。
そして細かいことでつい口うるさく言ってしまうと家で安らぐことができずストレスになるので気をつけましょう。

夫が家族を支えていくためにもっと頑張ろうと思えるようなサポートができれば、夫にとってしっかりとした体調管理ができる環境が整いますよ。