子どもの「夏休みの宿題」を順調に進めるコツ

子どもにとって楽しみがいっぱいな夏休み。でも、学校によっては宿題がたくさん出るところも少なくありません。早く終わらせてしまえばいいのに、つい後回しにしてしまうお子さんも多いでしょう。そこで今回は、子どもに夏休みの宿題を順調に進めさせるコツをご紹介します。

手をつけやすいものからやらせる

2015070601夏休みの宿題に多いものに、算数や漢字のドリルを1冊終わらせるというものがあります。この場合、最初のページから順番にやっていくのもいいですが、やりやすそうなページから手をつけるのもひとつの方法です。

子どもが「意外と簡単に終わった!」と思うことがポイントです。苦手なものを後回しにすることに抵抗がある人もいるかもしれませんが、初めから難しいものをやるよりも、簡単なものから始めるほうがあとのやる気につながります。子どものやる気を引き出すことが、順調に終わらせる最大のポイントです。

時間ではなく量で決める

2015070602「○時までは宿題」と時間を決めてやらせているご家庭もあると思います。これも良いのですが、時間内にあまり進まない可能性もあります。

特に兄弟がいる家庭では、だらだらと遊びながら勉強をしてしまい、結局たいして宿題が進まないまま時間になってしまうことも珍しくありません。

こんな場合は、「今日は1ページだけやろう」と量を決めます。まず1ページだけ集中して頑張ってもらい、ここでちょっとほめてあげましょう。

「こんなに早く終わらせるなんてすごいね!」とほめてあげれば、子どももうれしいはずです。「もしかしたらもうちょっと頑張れるかも」と自分から進んで宿題をやるようになるかもしれません。

そして次の日は、「昨日は1ページを○分で終わらせたから、今日はここまでできるね!」と少しだけ量を増やしてあげるといいでしょう。

場所を変えてみる

お家だとどうしても誘惑が多く、ダラダラとしてしまいがちです。なかなか宿題が進まない場合には、場所を変えてみるのもひとつの方法です。

できれば誘惑の少ない図書館や児童館などがおすすめです。外に出かけてしまえば集中してやるしかありません。家でやるよりもはかどるという子が多いです。小学生から図書館は早いのでは、と思う人もいるかもしれませんが、親がそばに付きマナーを守れば問題ありません。「頑張ってできたら帰りにどこかに寄って行こうね」とご褒美をつけてもいいですね。