簡単に自作できるコバエ退治方法

網戸の隙間や換気扇などから侵入し、いつの間にか大量発生しているコバエ。
食卓を飛び交い、時には食べ物に卵を産み付けることもあり不衛生。そして1匹で数百個の卵を産み、卵は10日程度で孵化するので、なんとしても早めに退治したいものです。とはいえ、キッチンで発生することの多いコバエには、やはり化学薬品は使用しづらいものです。
そこで、家庭にあるもので簡単に自作できる、コバエ退治法を紹介いたします。

コバエ退治のいろは

コバエは、1mm~5mmサイズのハエの総称ですが、日本で生息するコバエは200種類以上もいます。
コバエは、食品などの香りに集まります。市販でも、コバエの好きな甘い香りをポットに入れ、ポットに落ちたコバエをゲルでキャッチするというものが売られています。
また、ハエは普段水面の上でも浮かぶことができますが、界面活性剤でコバエの表面にある油膜を溶かすことで溺れさせることができます。
ハエの好きな香りでおびき寄せ、界面活性剤入りの水で溺れさせる方法で、コバエを退治することが可能です。
覚えておきたいのは、コバエの種類は多く好きな香りはコバエの種類によって異なるということです。そのため、退治したいコバエが何の香りが好きなのか判明するまで、いろいろと試してみましょう。

コバエ退治装置の作り方

・500mlのペットボトル
・界面活性剤入りの洗剤 3滴
・水 50cc
・香りのある食品(めんつゆ、お酢、ワイン、ビールが定番)少量

①ペットボトルの上部に切り込みを入れ、直径1㎝程度のハエの入り口用の穴を開けます。
②ペットボトルの中に香りのある食品と水、界面活性剤入り洗剤を入れます。
③コバエがよく現れる場所へ3~5日ほど置きます。

5日過ぎても効果が見られないようでしたら、誘い寄せる食品を他のものに変えてみましょう。また、コバエは生命力が強いので、トラップで捕獲したコバエがゴミ箱の中で復活しないよう、しっかりと閉じた袋に入れて捨てるようにしましょう。

コバエ退治にはアロマも効果的

コバエは、アロマオイルの香りが苦手です。ペパーミント、ユーカリ、ゼラニウム、ローズマリー、ラベンダーなどを、常に部屋に香らせておくことで、いつの間にかコバエがいなくなってしまうこともあります。
アロマオイルの香りは人間にはリラクゼーション効果もあるので、コバエ退治がうまくいかない時には、アロマを焚いてみるのも良いでしょう。

コバエの卵の駆除にはハイターが効果的

コバエの効果的な退治に、コバエの卵駆除は欠かせません。コバエは排水溝などに卵を産み付けることが多いので、コバエの卵駆除には排水口へのハイター散布が効果的です。排水口を掃除した後に、適量を排水口に振りかけましょう。完全にコバエを見なくなるまで毎日続けることが大切です。

家中を清潔に保っていても、いつの間にか現れるコバエ。繁殖力が強いので、発見したらサっと迅速に退治したいものです。自宅にあるもので簡単に自作できる退治方法で、コバエが気にならない生活が送れるといいですね。