算数好きな子どもに育てるために親ができること

算数好きな子どもに育てるために親ができること

算数に苦手意識を感じてしまう子どもは多く、一度苦手意識を感じてしまうと不得意科目になりやすいといいます。

また、自分が算数を苦手としていたから、子どもには算数を嫌いにならずにいて欲しいと願う親御さんも多いのではないでしょうか。

そこで、小学生になり本格的な算数の授業が始まる前に、子どもが算数に親しむために、親が子どもにできることを紹介いたします。

親の心がけで算数好きになれる

子どもが算数に親しみを持つためには、ドリルをさせるよりも実生活で数字を話題にすることが大切だといいます。
普段の生活の中には数字があふれており、親が子どもに声掛けして目を向けさせることで、実生活での数字に触れる機会を増やすことができます。子どもの理解力のレベルに合わせて、意識的に子どもに数字を使ったクイズをだしてみましょう。
子どもは親との会話を通して、ゲーム感覚で算数のセンスを磨くことができるでしょう。
特に、学年が上がり文章問題が出てきたとき、実践に基づいた体験をしているか否かで大きな差がでてきます。

普段の生活のなかで算数を取り入れるアイデア

買い物は計算の良い機会

普段の生活で数字を扱う代表とも言える買い物。特に幼児期なら親子で買い物の機会も多いですよね。
簡単なところで、「野菜を全部でいくつ買った?」「おやつは数字が2つまでのもの(100円未満)にしようね。」などからはじめます。金額の合計は消費税など複雑になるので、駄菓子屋さんや自動販売機がおすすめです。
自動販売機では、150円のお茶を買う時に200円を渡して「おつりはいくら出てくると思う?」などのクイズを出すとよいでしょう。

エレベーターで

エレベーターでフロアからフロアへ移動する際、何階上がる(下がる)と行きたいフロアへ着くかのクイズをします。
2階から5階ならば答えは3、といった具合です。また、エレベーターの定員人数をチェックし、「あと何人乗れるでしょうか?」のクイズも面白いでしょう。

車のナンバープレートで

車に乗る機会が多ければ、信号待ちの前の車のナンバープレート4桁を足すことで、計算の練習になります。
簡単な足し算は、繰り返し数をこなすことで、パターン化されて計算が早くなります。信号待ちの間の会話が弾みそうですね。

バスの時刻

「〇時〇分のバスに乗りたいから、ここを何分に出ればいい?」という計算は、実生活において非常に役立ちます。
入学前に親と一緒に慣れておき、時間感覚をしっかり身に着けておきたいものです。

歩幅を測る

あらかじめ子どもの1歩の長さを測っておき、「ここから、あそこの角までどれぐらいの長さだと思う?」というのも散歩の時に使えます。
親子で歩数を数えるのが楽しく、距離感を把握するのにも役立ちます。

料理の取り分け

サラダなどを大皿から取り分けるときや、お菓子や果物を家族で分けるとき、子どもにやってもらいましょう。
「一人何個ずつになる?」「余りは何個?」「余りがないようにするためには、あと何個いる?」など、割り算や分数の感覚が養えます。

算数好きな子どもに育てるために親ができること
親のちょっとした心がけで、実生活の中で子どもが数字に触れることができます。必ずしも算数が好きになるとは限りませんが、大好きなママ・パパと、お出かけしたりコミュニケーションを取り合ったりしながら触れる数字なので、きっと楽しいイメージを植えつけることができそうですね。