秋に食べたくなる旬の味覚! おいしい「栗」の見分け方や食べ方は?

秋に食べたくなる旬の味覚! おいしい「栗」の見分け方や食べ方は?

秋の味覚といえばやっぱり栗ですよね。栗は8月末頃から収穫が始まり、秋に旬を迎える食材。

栗ご飯や甘露煮、栗きんとんや栗スイーツなど、さまざまなレシピに活用して秋ならではの味覚を堪能したいものです。そこでこの記事では、栗に含まれる栄養やおいしい栗の見分け方、栗の保存方法や調理方法など、栗の食べ方について詳しくご紹介いたします。

栗ってどんな食材? 含まれる栄養は?

栗は縄文時代から食べられていたと伝わる、日本人にとって欠かせない食材です。栗の実には炭水化物をはじめとしたさまざまな栄養素が含まれており、そのカロリーは同量のさつまいもよりも高いのです。
デンプン質である栗には、人間のエネルギー源となる炭水化物が豊富に含まれます。またビタミン類やカリウム、亜鉛、ポリフェノールの一種であるタンニンといった栄養素もたっぷりです。

おいしい栗の見分け方を知りたい!

せっかく栗を食べるのなら、美味しいものを選びたいですよね。

栗を選ぶときには、表面の皮が硬くハリやツヤのあるものを選ぶのがおすすめ。ふっくらと丸みがありずっしりした栗は甘みが強く、おいしくいただけます。
栗を選ぶときには小さな穴や黒い傷がないか確かめておきたいもの。穴の開いた栗は虫に食われている可能性が高いのでできるだけ避けたほうがよいでしょう。

栗を長持ちさせる保存方法とは?

栗はそのまま置いておくと次第に香りが抜けて実が痩せてしまうものですが、袋に入れて冷蔵庫で保存すれば1週間程度は品質をキープできます。
栗はザルなどに入れて半日程度太陽光に当てると甘みが増すので、調理前にはぜひ栗を干してみましょう。
栗を長期保存したい場合には、むき栗の状態にして保存袋などに密閉し、冷凍すればOKです。
一度茹でてしまった栗は、じゃがいもやさつまいもと同じくらい傷みやすいもの。密閉袋などに入れて冷蔵庫で保存し、2~3日で食べ切るようにしたいですね。

栗の茹で方やむき方、調理方法をチェック!

栗は半日ほど水に浸してから調理します。鍋にたっぷりのお湯を沸かしたら少量の塩を入れ、沸騰しているお湯に栗を入れて茹でましょう。このときお湯にミョウバンを少し入れると、あとで皮がむきやすくなります。
小さめの栗は30分程度、大きな栗なら40~50分茹でれば柔らかくなります。茹でたあとはお湯が冷めるまで置いておけばアクが抜けます。栗が冷めたら、渋皮と実の間に包丁を入れるようにして皮をむいていきましょう。
栗ご飯を作るときには、栗をぬるま湯に浸してから皮をむき、そのままお米と一緒に炊き込めばOKです。

秋に食べたくなる旬の味覚! おいしい「栗」の見分け方や食べ方は?

栗は、子どもから大人にまで人気を集める食材です。栗の皮をむくのは少し面倒かもしれませんが、一度コツを覚えてしまえば調理はそれほど難しくありません。
ご紹介した栗の調理方法や食べ方を参考に、ぜひ食卓に栗を使ったメニューを取り入れてみてくださいね。