子どもにスマホを持たせるなら知っておきたい注意点

現代は塾や習い事の都合などもあって、子どもがスマホを持っているご家庭も多いものです。
ただし子どもにスマホを持たせる際には、いくつか注意点があるのも事実です。そこで今回は、子どもにスマホを持たせる際に知っておきたい注意点や、トラブルから子どもを守るための工夫をご紹介します。

子どもにスマホを持たせるとき、知っておくべき注意点とは?

スマホは大変便利なツールの1つですが、子どもに持たせるには次の注意点を知っておく必要があります。順に見ていきましょう。

健康への影響が出ることがある

現代の子どもの中にはスマホに熱中するあまり、睡眠不足になる子も少なくありません。また長時間スマホ画面を見続けることで、視力が低下してしまうおそれもあります。

高額課金の問題

「子どもにスマホを使わせていると、ある日高額な請求メールが来た」というケースが増えています。ゲームアプリの中には課金をあおるような演出をしているものもあり、子どもが「実際のお金を払う」という感覚のないまま課金をしてしまうことがあるのです。

個人情報の流出・犯罪へ巻き込まれるおそれも

SNSやメッセージアプリなどで誤った使い方をしてしまうと、今住んでいる場所や学校名、実名が不特定多数に流出してしまう可能性があります。また、悪質サイトで個人情報を抜かれてしまうという事例も……。
その他、興味本位で登録した出会い系サイトで、犯罪に巻き込まれてしまうという悲しい事件も起きています。

ネットいじめの問題

子どもがスマホを使うようになり、SNSやメッセージアプリでのトラブルも多数発生しています。こうしたネットでのいじめがリアルにも反映され、クラスで仲間外れにされるなどの“本格的ないじめ”に発展してしまう場合があるのです。

子どもをスマホ関係のトラブルから守る工夫は?

スマホのトラブルを防ぐには、事前に対策をしておくことが大切です。子どもをスマホトラブルから守るための工夫を知っておきましょう。

使用ルールを決めておく

スマホを持たせる際に使用ルールを決めておくことは重要です。ただ与えっぱなしではなく、使っていい範囲・時間などのルールを決めておきましょう。同時にやってはいけないことについても説明し、理解してもらったうえで購入することをおすすめします。

スマホの使用時間を制限する機能を使う

スマホアプリの中には、スマホの使用時間を制限できるものがあります。また、iPhoneの場合は「スクリーンタイム」機能を使えば、時間帯とアプリの両方を制限できます。設定の解除はパスワードを知っている人のみが可能ですので、勝手に解除される心配もありません。

子どもの夜更かし・視力低下を防ぎたい親御さんは、こうした機能・アプリを活用してうまく管理してみましょう。

フィルタリングで有害サイトをブロック

有害サイトにアクセスすると、個人情報を抜き取られてしまう可能性があります。子どもにスマホを持たせる際は必ずフィルタリングをおこない、有害サイトへのアクセスを防ぎましょう。

子どもが適切にスマホを使えるよう、親がサポートしよう!


スマホは適切に使用すれば友達や親とのコミュニケーションツールとして活かせます。また、疑問に思ったことを検索する・学習アプリで予習復習をするなど、学習に役立つツールでもあるのです。

スマホを持たせる際には、子どもがトラブルに巻き込まれない予防策を講じながら、親子で最善の使い方を探ってみましょう。