子どもと一緒にペットを飼うことにはどんなメリットがある?

お子さんのいるご家庭で、ペットを飼いたい! と考えている方も多いのではないでしょうか?
実はご家庭でペットを飼うと、お子さんの成長面でもさまざまなメリットが得られるのです。
ここでは、子どもと一緒にペットを飼うメリットをご紹介します!

ペットを飼うと子どもにどんなメリットがある?

子どもと一緒にペットを飼うと、次のようなメリットが得られます。順にみていきましょう。

愛情や責任感を学べる

ペットを飼うと、お世話を通じて愛情を学ぶことができます。大切な家族として散歩やエサやり、しつけなどをすることで、命をいたわる気持ちや責任感がわきます。
また、ペットの感情やしぐさを通じて、相手の気持ちを推し量ったり、伝えたりする「コミュニケーション能力」を育むこともできるでしょう。

良き家族として関係を築ける

ペットと寝食を共にしながら一緒に遊んだり、体験を共有したりすることで、兄弟のような関係を築けます。
また、子どもが悲しんでいるときに寄り添ってくれることも。子どもにとってはペットが親以外の精神的な支えになってくれる場合も多いのです。

ストレスの緩和

ストレスを感じたとき、ペットと触れ合うことでストレスが緩和されます。
子どもはもちろんのこと、大人も仕事や育児などのストレスを抱えたとき、ペットの存在が大きな支えになってくれるはずです。

アレルギー・喘息の予防になる

幼児期にペットを飼っていると、飼っていない場合に比べてアレルギーや喘息の発生率が低くなるというデータがあります。つまり小さいころからペットと暮らすことで、体が強くなるのです。

子どもと一緒にペットを飼う際の注意点

子どもとペットを飼うのは楽しいですが、注意点もあります。以下の点に注意しながら飼育をしましょう。

“生き物と暮らす”という自覚を持たせる

ペットを飼う際は、子どもに“ペットはおもちゃじゃない”“ペットにも感情がある”ということを自覚してもらうことが大切です。ペットが嫌がることをしないのはもちろんですが、散歩やエサ皿の洗いもの、ブラッシングなどのお世話を担当してもらい、生き物と暮らす自覚を持ってもらいましょう。

子ども任せにせず、大人も一緒に飼育をする

ペットのしつけや世話は、親が主導でおこなうのが理想的です。特に小さい子どもの場合は、悪気がなくても間違った方法でしつけをしてしまうことも……。
しつけやお世話をする場合は、まず大人が良いお手本を見せてあげることが大切です。そのうえで子供にできることを任せてみましょう。

ペットの「逃げ場」を作ってあげる

子どもは動物が大好きなので、ペットを追いかけまわしてしまうことも珍しくありません。しかしペットからすると、常に子どもに追いかけまわされるのは大きなストレスになります。

ペットのストレスを防ぐためにも、子どもが入れない場所にペットの“逃げ場”を設け、ゆっくり休める場所を作ってあげましょう。

家の中の清潔さを保つ

ペットを飼う際は、掃除機掛けや洗濯、空気清浄機を使用するなどして、清潔に保つようにしましょう。

ペットとの生活は子どもの成長に良い影響がある!

ペットはかわいいだけでなく、子どもの精神面にもさまざまな良い影響を与えてくれます。
特に「命を愛し大切にする心」「自分が必要とされる存在である」という自覚が芽生えるのは、生きていくうえでとても大切なこと。
また、飼育体験を通じて“生死の意味や概念”“命の尊さ”を学ぶこともできます。

ペットをお迎えしたいとお考えの方は、飼える環境なのか、どんなペットなら飼えるのか、病気のときはどの病院に連れていくか……など、細かい部分まで話し合ってから検討してみましょう。