しっかり押さえておこう!ハウスダストの原因や対策法!

家にいると鼻が詰まる、くしゃみ・咳がたくさん出る……という方は、年齢を問わず一定数います。その原因としては「ハウスダスト」が考えられるでしょう。
今回はハウスダストが溜まる原因や、ハウスダストを取り除く対策方法をご紹介します。

ハウスダストが溜まる原因とは?

ハウスダストとは、大きさが1mm以下のホコリ・チリなどを指します。とても軽く、人が歩いたときなどに空気中へと舞い上がりやすい性質があります。

適切に掃除をすることで減らせますが、食べかすや繊維クズ、砂・花粉・髪の毛のほか、ダニの死骸やフン、細菌やカビなどのアレルギーを引き起こす物質を含んでいるのがやっかいな点です。ハウスダストを吸い込むと、アトピー性皮膚炎や喘息、アレルギー性鼻炎などの原因になってしまうことがあるからです。

ハウスダストの7割は家の中で発生しますが、残り3割(花粉や砂など)は家の外から持ち込まれて室内に浮遊するようになります。
免疫力の低い子どもや高齢者がいるご家庭では、しっかりと対策をしてアレルギー等の発症を食い止めたり、不快な症状をやわらげたりするように心がけましょう。

効果的なハウスダスト対策を知ろう!

呼吸器系や肌などに影響を及ぼすハウスダスト。ハウスダストを減らすには、具体的にどのような対策をすればよいのでしょうか?

掃除は朝イチがベスト!ただしいきなり掃除機はNG

ハウスダストは人の動きに反応して舞い上がる性質があります。より効率的に取り除くには、ハウスダストが床に落ち切った朝に掃除をするのがベストです。

このときのポイントは、いきなり掃除機をかけないこと。フローリングワイパーやモップなどでハウスダストを大まかに取り除いてから掃除機をかけましょう。もっと徹底するなら、床の水拭きをして乾拭きで仕上げるのもおすすめです。
ハウスダストが出やすい寝室や本棚のある部屋、リビングなどは特に念入りに清掃することを意識するといいですね。

照明のカサや家具、棚の上も要注意

照明のカサや棚の上など、ホコリの溜まりやすい場所も要チェックです。最低でも1週間に1回はホコリを取り除いておきましょう。床掃除の前に天井に近い場所から下へ向かって掃除していくと、より効率的に掃除ができるでしょう。

空気清浄機で空中のハウスダストをキャッチ

空気中に舞っているハウスダストは空気清浄機でキャッチしましょう。おすすめはHEPAフィルターつきの空気清浄機です。寝室やリビングなど、空気の動きが多い場所、ハウスダストが発生しやすい場所に設置すると効果的です。

布団カバーはこまめに洗って!布団も干そう

布団は繊維クズやダニ、人間の肌から落ちた皮膚片などのハウスダストが発生しやすいため、清潔にしておくことが重要です。布団カバーやシーツは週1回洗濯し、こまめに布団を干しましょう。花粉や黄砂が気になる方は布団乾燥機でもかまいません。

干したり乾燥機にかけたりしたあとは、布団専用アタッチメントをつけた掃除機で表面を吸いましょう。こうすることでダニの死骸やフン、皮膚片などを取り除くことができます。

ハウスダストを溜めない!こまめな掃除・対策を心掛けよう


ハウスダスト対策には適切な方法で掃除をしたり、こまめに洗濯をしてダニなどを落としたりするのが効果的です。忙しくて家具の上まで掃除できない!という方は、少なくとも床掃除だけでも毎日続けてみることをおすすめします。
アレルギー体質の家族がいる場合は特に気を付けて対策をしてあげましょう。